アガベ(ベアルート)の発根について

一年を通して様々な輸入者によってアガベが輸入されてくるようになりました。

ベアルートというのは根がついていない根元が裸の状態。

もしくは乾かされた枯れた根だけがついている状態のものです。

根っこは先端部分が切り取られた状態だと水分を吸うことはできず、また枯れた状態の根も同じです。

ベアルートのアガベを発根させるのは意外と簡単。

私がやっている方法をご紹介します。

まず用意するもの

ベアルートのアガベが手に入ることになったら用意しておいていただきたいものを紹介します。

①剪定鋏

切れ味の良いハサミを用意します。

枯れた根っこは結構硬いです。太いものもあるので、切れ味の良いものを良いしておくことで効率的に作業ができます。

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いろいろなハサミが売られていますが、一番疲れない使いやすいハサミは剪定鋏だと思っています。

植物を育てる上で用意したい道具

②発根剤「オキシベロン」

発根促進をするためオキシベロンを使います。

国内で手に入りやすく、かつ水で薄めて使う液体タイプなので使いやすいです。

インドール酪酸という植物ホルモンが使用されているため発根を促進します。

メネデールに植物ホルモンは含まれていない

発根のためメネデールを使っているという方もいるようですが、メネデールは発根してからの活力剤としての使い方が合っていると思います。

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他に植物ホルモンを含む発根剤に「ルートン」があります。α-ナフチルアセトアミドというホルモンを含んでいます。

ただ粉末状であること、容器の形からアガベの発根には使いにくく、挿木などをする場合に使用するのが良いかと思います。

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③グローブ

なくても良いという方もいるかもしれませんが、硬い根っこを切る時、ハサミに力を入れやすくなります。

また、刺部分に触れてしまっても怪我をしないで済むのでなるべくつけていた方が良いですね。

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3Mのグローブは本当にオススメ。安いし、フィット感も高いので細かい作業もやりやすいです。

根元の古い根をできる限り取り除く

植物の輸入時、検疫で合格をもらう必要があるため、土がついているとNGです。

ですので、土を取り除いた状態で、かつ乾燥させられて国内に到着するわけです。

カラカラに乾いた根っこをできるだけ取り除いて新しい根っこの邪魔にならないようにします。

枯れた下葉の処理について

枯れた下葉がついていることをオールドと呼ぶ方も一部にはいるようですが、枯れた下葉はその後の潅水時に水分を吸ってブヨブヨになりがち。

好みもあるかと思いますが、健康で美しい植物と思えないというのが個人の感想です。

またアガベの場合、根元から子株が吹いてくるため、その成長を阻害してしまう為、やはり取り除くようにしています。

アガベの枯れた下端を綺麗に取り除く方法

オキシベロンにつける

ペットボトルを半分にカットしたものやなんでも良いので容器に適量に薄めたオキシベロン溶水を入れ、そこに根元がつかるようにアガベをセットします。

希釈とつけておく時間なのですが、大量に植え付けるために使い場合が多いため二倍で二秒という感じで使っています。

本来であればもっと希釈して長時間行うのが良いのかと思うのですが、上記の通りです。

今一つ発根が弱いなと感じる時は千倍くらいに希釈して潅水しています。

植え付ける

アガベの全周より一回り大きい鉢に植え付けるようにしています。

アガベは発根の仕方が旺盛なため、あまり小さい鉢だとすぐに根が回り切ってしまいます。

アガベの用土。水はけの良い用土について。

暖かい場所において、植え付け直後は直射を避ける

経験上でもやはり暖かい場所におくことで発根が促進されます。

直射で西日が強い場所などは避け、発根するまでは安静にしておく事をオススメします。

気になって何度も株を抜いて発根しているか確かめたくなる気は非常にわかりますが、安静にです。

ぐらつきがなくなってきたら発根しているかも

中心の刺あたりを摘んで前後左右に揺すってみると発根しているかどうかがわかります。

グラグラするようならまだ発根していません。

発根してくるとグラグラはおさまり、活着するとガチガチになって揺れなくなります。

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初めてのベアルートだと不安も大きいかもしれません。が、アガベは結構容易に発根してくれます。ただ、冬の時期のベアルートは発根が遅いように感じます。どうしても不安な方は春になり暖かくなってからチャレンジしてみてください。